
こんにちは!学生ハゲブロガーのハーゲルです。
秋が訪れ、日が暮れる時間が早くなって来ましたね。
私たちの体は、十分な日照時間がないと通常よりも疲労感と倦怠感を感じやすくなってしまいます。
疲労が長続きすることは体に非常に悪く、一刻も早く改善する努力が必要です。ストレスが増えると脱毛症の原因にもなりますからね。
今回は、そんなストレス発生やストレス性の脱毛症の原因となる生活習慣病についてのお話です。
あなたは知らず知らずのうちに生活習慣病にかかっていませんか?
この記事では4つの生活習慣病を紹介します。
鉄欠乏性貧血
原因
シンプルに鉄不足が原因で起こる貧血です。
その鉄不足になる原因として、偏った食生活や、胃腸切除などによる鉄分の吸収率低下、女性の場合は月経などの性器出血や消化管出血による排泄増加、子供達の成長期、妊娠・授乳に伴う鉄分の需要増加などが挙げられます。
成人女性の25%が発症したことがあるなど、かなり発症率の高い生活習慣病です。
私たちが生きていく上で欠かせない働きを送っているのが、身体中に酸素を運んでいる赤血球です。そして、その赤血球を構成する重要なタンパク質がヘモグロビンです。
更に、そのヘモグロビンを構成するのに必要なのが鉄分です。つまり、鉄分が足りないと赤血球が全身に十分な量の酸素を運搬できず、様々な症状が現れます。
症状
- 全身の倦怠感やめまい
- 耳鳴り、動悸、息切れなどの自覚症状
- 眼瞼結膜(がんけんけつまく=まぶたの裏側の粘膜)
- 顔面の蒼白などの他覚症状
- さじ状爪(爪が薄く平坦になる)
- 舌炎、口角炎、嚥下障害
- 異食症(氷を食べたがるなど)
治療法
体内の鉄の量を増やす必要があります。
そのために、食生活の改善、鉄分サプリを取る、鉄分を注射してもらうと言った改善方法があります。
鉄分を取ればすぐ治るものではなく、長いと数ヶ月もかかってしまうので早めに治療を行いましょう。
特に、偏った食生活を送っている人はすぐに改善できるので鉄分を意識した食生活を考えるなり、鉄分サプリを取るなりしてください。
悪性貧血
原因
こちらは鉄分ではなく、ビタミンB12もしくは葉酸というビタミンの一種が不足することで生じる貧血です。
ビタミンは赤血球の形を維持するのに必要な物質で、欠乏すると体内で新たに血液を造ることができなくなります。鉄分との違いを説明すると、鉄分は赤血球の肉を作り、ビタミンは赤血球の骨を作る感じです。どっちが欠けてもダメで、両方が合わさって赤血球が作れます。
ビタミンB12が欠乏することによって起こる貧血は、人口10万人あたり年間1~2人程度といわれています。鉄欠乏性貧血よりもかなり少ないですね。葉酸欠乏が原因となるケースはさらに少ないと考えられていますが、お酒をよく飲む人に多いとされています。
悪性貧血は、このビタミンB12を吸収するのに必要な物質や、それを産生する胃の壁細胞に対して自己免疫機能が働き、ビタミンB12が吸収できなくなるというものです。
その他の原因として、胃の全摘出や小腸疾患、極度の摂食低下(菜食主義など)があります。
しかし、ビタミンB12は体内に貯蔵できるため、原因疾患が生じたとしても数年かからないと貧血には至りません。ビタミンB12による貧血を起こしたということは相当長い間原因が蓄積されていることになります。
葉酸欠乏の原因は、偏食やアルコール依存症などによる摂取不足、消化器疾患による吸収不良、薬剤投与によるものなどがあります。お酒好きの方はお気をつけてください。
症状
- 動悸や息切れ、疲労感といった貧血の症状
- 萎縮性胃炎やハンター舌炎(味覚障害や舌の痛みを伴う炎症)など消化器系に異常が現れる
- ビタミンB12欠乏症において、手足のしびれ、思考力の低下、性格変化などの神経症状もみられる
治療法
鉄分の貧血と同じく、注射と食生活の改善やサプリで治ります。
しかし、ビタミンB12が原因の場合は注射を必要とすることがある場合があったり、治りが遅かったりするのですが、葉酸が原因の場合はサプリを飲むことにより対処することができるそうです。
また、お酒の飲み過ぎには注意して生活するようにしてください。
糖尿病
原因
糖尿病は結構よく聞く病名ですね。
私たちは普段食事をとると、血糖値があがります。血糖値とは血液の中にどれだけブドウ糖という糖分があるかの値です。
ブドウ糖は生きていく上で必要なエネルギーの源ですが、血液の中にあるだけでは何にもなりません。
そこで、すい臓から出ている「インスリン」というホルモンによって血液の中のブドウ糖を体内に取り込み、エネルギー源として使うことができる状態にしてくれます。
ところが糖尿病になると、このインスリンが少なくなったり、効きが悪くなったりして、ブドウ糖をうまく血液中から体内に取り込めなくなってしまいます。そして血糖値が高い状態(高血糖)が長く続くと、さまざまな病気の原因となります。
糖尿病には1型糖尿病、2型糖尿病、の2種類があります。
簡単に説明すると
- 1型糖尿病 – 自己免疫に原因がある
- 2型糖尿病 – 生活習慣に原因がある
という事です。
日本では、95%以上が2型糖尿病です。
2型糖尿病の原因は、いくつかの遺伝因子と「食べすぎ」「運動不足」「ストレス」といった生活習慣です。
これらが原因でインスリンの働きを悪くしてしまい発症します。
症状
- 手足の痛み・痺れ – 毛細血管がダメージを受けて酸素や栄養が運ばれなくなると、末梢神経が障害を受けるので、足の指や足の裏に痛みやしびれが出ます。さらに症状が進むと、しびれは手の指にも現れます。
- ED(勃起不全) – 陰茎に張り巡らされている神経に障害が起きて、性的な刺激を感じづらくなる。 活性酸素により血管が壊されているので、勃起するため・勃起を維持するための血流が阻害される。 以上のどちらか、もしくは両方が原因でEDになりやすくなります。
- 皮膚乾燥・かゆみ – 血流が悪くなり、皮膚に必要な栄養や酸素が運ばれなくなるので、皮膚が乾燥してかゆみが出ます。
- 頻尿・多尿・多汗・喉が乾く – 頻尿・多尿になるのは、血液中の糖を体の外に出そうとして、腎臓が大量に尿を作るから。汗が多くなるのも、汗として糖を体外に排出しようとする体の防衛反応です。そのため、尿や体臭はかすかに独特の甘い臭いに。
また、体から水分が失われていくので、のどの渇きは徐々にひどくなります。 - 合併症 – 腎症により人工透析が必要になる、網膜症により失明する、神経障害による手足の切断、心筋梗塞による死亡、脳梗塞による死亡、と行った重たい病気にかかるリスクが増大します。
治療法
残念ながら、糖尿病は、一度発症すると完全に治るということはありません。
しかし、「食事療法」・「運動療法」・「薬物療法」の3種類の医療法の中から、自分に適したものを選び治療を開始することで、健康な人と変わらない生活を送れます。
糖尿病になったらお医者さんのお世話になることは必須ですが、そうならないために、「食べすぎ」「運動不足」「ストレス」には気をつけましょう。
レストレスレッグス症候群
原因
初めて聞く症状の名前だ!という人は多いのではないでしょうか?
脚がむずむずする、脚を動かしたくて我慢できなくなるなど脚だけに違和感や不快な感じがある、そして夕方から夜にかけてその傾向が強くなる、という方はレストレッグス症候群かもしれません。
レストレスレッグス症候群がなぜ起こるのかはまだ解明されていませんが
- 神経細胞の異常
- 鉄分不足
- 遺伝
の3つが考えられています。
症状
- 脚の不快な感覚のため、脚を動かしたくてたまらなくなる
脚の表面ではなく深部に不快な感じがあります。両脚に不快感が出ることが多いですが、片方しか出ない場合もあります。進行すると、脚以外にも症状があらわれることもあります。 - 安静にして、横になったり座ったりしていると症状があらわれる、または強くなる
横になったり、座ったりして数分から1時間以内に症状が出てくる場合が多く、長時間座っていられなくなり、仕事や学業に集中できなかったり、電車や飛行機に乗ることに苦痛を感じる場合もあります。 - 脚を動かすと、不快な感覚が軽くなる
足を叩いたり、さすったり、歩いたりするなど脚を動かすと、その間は症状が軽くなったり、治まったりします。身体のどこかを動かしていれば症状が軽くなるのも特徴です。運動を止めると症状が再発することが多いです。 - 夕方から夜にかけて症状が強くなる
夕方から夜になると症状があらわれたり、強くなる傾向があります。1日の中で時間帯により、症状の強さが変化するのが特徴です。
進行すると昼間に症状があらわれることがあります。
治療法
原因によって様々な治療方法があります。
鉄分の補給 | ・鉄分不足の場合には、鉄剤を服用します。 ・女性は月経により鉄分不足になることがあります。鉄分の多い食物を摂り、さらに鉄分が吸収しやすくなる栄養素も摂るようにします。 |
原因となる病気の治療 | ・ほかの病気や症状が原因となっていることがあります。ほかの病気や服用しているお薬を医師等に伝えましょう。 |
カフェイン・アルコール・喫煙を控える | ・コーヒーやお茶などに含まれるカフェインは、レストレスレッグス症候群の症状を悪化させ、さらに鉄分の吸収を妨げるため、カフェインを過剰摂取しないようにします。 ・アルコール、喫煙もレストレスレッグス症候群の症状を悪化させますので、できるだけ控えるようにします。 |
睡眠衛生の改善 | ・規則的な就寝・起床を心がけます。 ・就寝前の激しい運動は避けます。 ・就寝前に短時間歩いたり、脚のマッサージは良いとされています。 |
その為 | ・お風呂やシャワーなどの温度刺激により、症状が軽減することがあります。温かい方がよいか、冷たい方がよいかは個人差があります。 ・全く動かないことや、逆に激しすぎる運動は症状が起きる原因になることがあります。 ・暇になるとつい脚の症状に意識が向いてしまいます。趣味などで集中できるものなど、症状から注意をそらすことを見つけるようにします。 |
以上、4つの生活習慣病を紹介しました。
「どれかに当てはまるかも」、「このままだとこの病気になりそう」という人は早いうちに生活習慣をあたらめてください!
特に食生活は一番改善しやすいと思うので是非意識してみましょう。
涼しくなってきて運動もしやすくなっているので、外へ散歩に出かけてみることもお勧めします。
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