
こんにちは!ハーゲル(@hagelsan)です。
記念すべき登山記事の一本目は私の一番印象に残っている山、黒部五郎岳(くろべごろうだけ)を紹介します。時期は夏で、この時は4泊5日でひたすら山を歩いていたのですが、体重が5キロも痩せました笑笑
しかし!山を歩く中で素晴らしい景色をたくさんこの目に写してきたので、いくらか山の魅力をお伝えできればと思います。しかし、前半は天候が悪かったため、いい景色の写真が見たい方は4日目以降まで飛ばしてください。
まずは黒部五郎岳の紹介から。
黒部五郎岳とは
黒部五郎岳(くろべごろうだけ)は、富山県、岐阜県にまたがる飛騨山脈の標高2,840mの山です。
- 日本百名山
- 花の百名山
- 中部山岳国立公園
に指定されているとても美しい山です。
登山ルート
黒部五郎岳は飛騨山脈の奥の方にあるので、ここに登りたいと思ったら何泊かすることになります。登山ルートはいくつかあり、以下のようになっています。
飛越新道 :飛越トンネル - 仙人峠 - 鏡池 - 寺池岳- 北ノ俣避難小屋 - 北ノ俣岳 - 赤木岳 - 黒部五郎岳
Wikipedia
神岡新道 :打保 - 水ノ平 - 仙人峠 - 鏡池 - 寺地山 - 北ノ俣避難小屋 - 北ノ俣岳- 赤木岳 - 黒部五郎岳
有峰口 :折立 - 太郎平小屋 - 太朗山 - 北ノ俣岳- 赤木岳 - 黒部五郎岳
西銀座ダイヤモンドコース :主稜線縦走路、三俣蓮華方面からの登山路は、南稜を登るルートと、圏谷底を詰めて、山頂の直下から壁面を登るルートの二通りがある。後者は、雪渓や花畑を見ながら登ることができ、最後の登りも危険がなく、変化に富んだルートとなっている。
私は折立からスタートする有峰口ルートを選びました!
また、見てわかる通り黒部五郎岳を登る途中で色々な山に登ることになります。一度どこかの山頂に登った後に、一番高いところをずっと歩き続けることを「縦走(じゅうそう)」といい、登山方法の一つです。こうすると登ったり下ったりする回数が減るので登山が楽になります。
アクセス
行き帰りにはバスは必須です。まず、富山駅から折立までバスで行き、このルートだと帰りは新穂高から松本駅へのバスに乗って変えることになると思います。
行き:富山駅から折立 (片道2時間/3500円)
帰り:新穂高温泉-松本駅 (片道2時間5分/2930円)
Day 1
行動記録
- 富山駅集合
- バスで折立へ
- 折立にテントを張る
- 18:00 就寝

この日は友人3人と富山駅に集合してから折立までバスで向かいました。約2時間ゆらゆら揺られながら折立へ到着です。午後2時ごろに着いたのですが、この日はテントを張ってご飯を食べたらすぐに寝ました。その理由は翌日の行動記録で分かります…!

Day 2
行動記録
【2:45】起床
【4:30】折立 出発
【9:14】太郎平小屋 到着
【11:35】薬師峠キャンプ場 到着
【12:30】薬師岳山頂 到着
【13:00】山頂出発
【14:30】薬師峠キャンプ場
起床時間が早い…!まだ夜ではないか…!!
そうです。この日は目標のキャンプ場に着いたら荷物を置いて、身軽にしてから別の山に登りに行く予定があったため早く行動する必要がありました。起床後は簡単な食事を作り、食べ終わって準備運動をしたら出発です。


高山植物の生えているあたりまで登ると見晴らしが一気によくなります!この時点では天気も良く、絶好の登山日和でした。しかしこの後一気に雲がやってきます…

晴れの日以外の登山は結構辛いものがあります。登山の醍醐味であるいい景色が見れませんから…。この日は薬師岳(2926m)にも登ったのですが良い写真が一枚も撮れなかったため残念でした。

薬師峠キャンプ場で夕食を作った後はゆっくり休んで就寝しました。
Day 3
行動記録
【5:00】起床
【7:50】薬師峠出発
【14:00】黒部五郎岳山頂到着
【14:30】山頂出発
【17:00】黒部五郎小屋
この日は残念ながら雨です。雨が弱まった7時過ぎに準備して出発!目的の黒部五郎岳へ向かいます。そしてその途中で思わぬ生物を発見しました!

なんと雷鳥に遭遇しました!雷鳥は特別天然記念物に指定されている鳥で、高山帯に生息しています。珍しい鳥で、特に天気の悪い日に活動することが多いようです。この時ばかりは天気の悪さに感謝!

黒部五郎岳へはこのようなガツガツした岩場を渡っていきます。登山靴で行かないと足をくじいたり、滑って転んだりしてしまうので登る際にはちゃんとした登山靴を購入していってください。


目的の黒部五郎岳は曇りで周りも真っ白。何も見えません…山頂の看板だけ写真で撮って行きます。この日は黒部五郎小屋まで降りて、小屋には泊まらずテントを張ります。
Day 4
行動記録
【起床】起床
【7:35】黒部五郎小舎出発
【9:45】三俣蓮華岳山頂到着
【10:25】山頂出発
【12:30】双六小屋到着
雨雲が去り、この日は快晴!周りの景色もとても良いです!

前日までの雲が嘘のようになくなり、気持ちいい天候の中、三俣蓮華岳へ向かいます。山の天気は変わりやすいので突然晴れることもあれば、突然雨が降ることもあるのです。

ずっと晴れの登山もいいですが、曇りの後の登山はまたすごい達成感があります。苦労して山を登り続ければいつか晴れて報われるんだなって感じますね。

三俣蓮華岳(2841m)も踏破!やはり快晴だと山頂から見る景色は格別です。周りの山々が全て見えます。


快晴の日の登山は最高です。上の写真のような山の尾根、つまり一番上を広大な自然に囲まれながら歩くことができ、とても素晴らしい景色をながめられます。こういう感動があるから登山はやめられないんですよね。

今日のテント場である双六小屋へ向かう途中でまた雷鳥に出会えました!天気のいい日には滅多に見られないので超ラッキーです。

今日の目的の双六小屋へ到着。ここでテント場を借りてテントを張ります。
Day 5
行動記録
【3:00】起床
【4:30】出発
【5:45】鏡平山荘 到着
【8:00】わさび平小屋 到着
【9:00】新穂高
いよいよ登山最終日!しかし、お気づきでしょうか…登山開始から今まで私は一度もお風呂に入っていないのです。毎日体を拭いて寝ていましたが、いよいよ限界。メンバーも温泉を求めて凄い勢いで山を下ります。

天候にも恵まれ、気持ちよく山を下っています。最終日に晴れてくれて本当に良かった…

かなり早いペースで鏡平山荘まで着きました。ここで少し休憩した後、また出発します。

山を下っていたら池を発見しました!おそらく先日の雨で水が溜まったのだと思いますが、とても綺麗です!鏡のように景色を反射していてまるで別世界への入り口のようでした。

わさび平小屋到着!ここまで降りればもう下山したも同然です。

小屋から下は道がちゃんと整備されているため、登山靴からスニーカーへ履き替えて降ります。登山靴は平らな道歩くと足の裏が痛くなってしまうので…。
そして温泉に到着!この時疲れ切っていて写真は撮っていないので上の画像は公式HPから拝借いたしました。この温泉、「ひらゆの森」という温泉なのですが、外湯と内湯があり、外湯はデザインもよく最高な露天風呂です。
ここの湯に浸かるために遠くから来る人もいるくらい有名な温泉で、宿泊もできます。個人的にお気に入りの是非一度訪れてみて欲しい旅館の一つです。Googleのレビュー2000超え!平均評価4.4!のみんな大満足する温泉です。
綺麗さっぱり5日間の汚れを洗い流した後は、バスに乗って松本駅へ向かいました。これにて4泊5日の山行はお終いです。
登山カテゴリではこのような登山記録シリーズ、登山の疑問点、初心者おススメ登山、必須登山装備など登山に関わる様々なことを紹介していきます。私の登山記事を読んで少しでも登山の魅力が伝わって頂ければ幸いです。
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